退屈な研修、挨拶は大事、退屈を紛らわすためのメタ視点など
退屈な研修
新入社員研修が始まった。
朝9時に研修が始まり、18時に研修が終わる。
それを4泊5日の間、ホテルにて缶詰状態で行う。
つらい。
中々につらい。
何が辛いかって言うと、ずっと人の話を聞いていることが辛い。
話が面白い内容ならまだいい。
けど、話の内容はごく当たり前の内容なのである。
「挨拶をきちんとしましょう」
だとか
「返事を大きな声で返しましょう」
だとか
「社会人のマナーとして○○が重要です」
だとか
「PDCAサイクルを回しましょう」
だとか、そんな感じ。
「そんなん知っとるわ・・・」
という感想しか出てこない。
大学のマナー講座でも聞いたことのある内容。
新鮮味が皆無である。
さらに、そんな面白みのない話を1時間もかけて聞かされるのである。
さらになんと、それが何セットもあるのだ。
(テキストに書いてある内容を読んでるだけやんけ・・・)
(うわ、この人教えるというより、覚えてきた内容を口で再生しているだけやん・・。)
(スーツ脱ぎたい)
(コップ一杯の飲み物をちびちびと飲まされているような気分や・・・)
(シャラくせぇ)
(昨日も同じこと聞いたわ・・・)
当然、集中力が切れる。
不満が湧いてくる。
眠くなる。
大事なことをやっているのは理解しているつもりだ。
しかしながら、つまらないものはつまらない。
挨拶は大事
基本的なこと(しょうもないこと)で問題を起こしてほしくないから、こうやって研修を行い、教育を施しているのだろう。
「挨拶ができない奴、マナーが悪い(配慮が出来ない)奴は敬遠される。だからそうならない為にも、基本を押さえておいてね。この研修ではそれを教えてあげるよ☆」
って感じの会社側からの配慮なんだろうか。
しかし配慮というよりも、会社の都合を押し付けられているような感覚に近い。
「お前らは労働力という名の商品だ。効率良く労働をしろ。効率良く仕事をする為に人と人とのコミュニケーションを円滑に行え。そのために挨拶は欠かすな。無駄ないざこざ起が起きないよう、協調性をもって仕事に取り組め。」
というようなイメージ。
俺はひねくれ者かもしれない。
(自分から入社しておいて、都合を押し付けられている、というのは被害者面が過ぎるのでこの辺に留めておく。)
まぁそんな不満もあるけども、挨拶が大事であることは間違いない。
挨拶ができていない大人は多いが正直、そういう大人を見ると、残念な大人感満載で目も当てられない。
研修が退屈であることには変わりはないが、研修内容がちょー大事であることは忘れてはいけない。
社会人の基本、というものは別に仕事をするしないに関わらず、身に着けておくべきだ。
というか社会人とか関係なく、やった方がいいやん。
挨拶した方が気持ちええやん。
エレベーターで無言で乗り合わせるより、一言こんにちはって言ったほうがええやん。
感謝の気持ちをすぐ伝えられたほうがええやん。
何か落とし物を拾ってあげたとき、お礼を言われたほうがやって良かったと思えるやん。
返事はしたほうがええやん。
自分が人前で言葉を発したとき、何か反応してくれたほうが聞いてもらえている実感がわいてええやん。
まぁそんな感じで、大事なことを教え直してくれる研修は、結構有益かもしれない。
退屈だけど。
メタ視点
研修中に退屈が臨界点を突破した瞬間、俺は退屈を紛らわす絶好の方法を思いついた。
それは、、、
メタ視点を含むメモを書くことだ。
話を聞いて内容をメモするだけではなく、研修会場で話を聞いてメモを取っている一人の人間の様子を書き出してみるなど。
講師の話をメモするのではなく、講師の話し方の良し悪しをメモする。
退屈を感じたら「退屈している」とノートに書き、退屈している理由を掘り下げてみる。
眠くなったら、「めっちゃ眠い」とノートに書き、眠くなっている理由を掘り下げてみる。
そういうことをやっていると、多少は退屈も凌げることが分かった。
「当たり前に聞いてて気づかなかったけど、この講師、声の強弱付けるの上手いな」
「今のボディーランゲージ、俺がやっても咄嗟に出てこないだろうな」
意外に言語化してみると、講師スゲーってなったりする。
「ふふっ、みんなが話の要点をメモっている中、講師の表情の変化について観察してメモしているのは俺くらいだろうな」
と、謎の優越感に浸ることもできる!笑
まぁ退屈を感じたときはオススメである。
残りの研修も、この視点で乗り切っていきたい。
全く記事の内容に関係ないけど、相部屋だからブログを書くのも一苦労や。
終わり
(所要時間:120分くらい)