怠惰撲滅ブログ

怠惰な筆者が勤勉になるまで

二度寝しすぎて困っている怠惰な奴の戯言

二度寝がやめられない。

 

 社会人になってから早3カ月。

 

社会人に成り立ての頃は何が何でも遅刻しないよう、必ず家を出る1時間前には起きていた。

6:50には起き、7:45には家を出る。

ゆっくりホットコーヒーを飲んでから、軽く本を読み、シャワーを浴びてもまだ時間が余る。

思い返せば、入社当時は落ち着いたエレガントな朝を過ごしていた。

 

 

 

だが今はどうだろう。

目覚ましで7時に目が覚める。

がしかし、当たり前のように二度寝

必要最低限の準備が間に合う、ギリギリの時間まで寝続ける。

結局7:40分まで惰眠を貪り、焦りながら準備して7:55に家を出る。

 

「あやべ、昨日洗濯したやつ干してねぇ!」

プロテインをシェイクする時間もねぇな、」

「日焼け止め塗る時間は・・・ないっ!」

「あークソ寝癖が直らん!!けど出るしかねぇ!!」

 

全ての行動に余裕がない。

 

自転車をかっ飛ばして職場に向かい、汗だくでデスクに滑り込む。

と同時に鳴る始業のベル。

「あぶねぇ、セーフ」

 

それが日常と化してしまった。

 

・・・

 

なんだこれ。

普通に辛いし、危険やん。

俺は一体何をやっているんだ。

何故毎朝アスリートのように通勤路でタイムトライアルをしているのだ。

別に、自宅⇔職場間の最速タイム更新を目指している訳ではない。

 

俺はこんな落ち着きのない朝より、ゆったりと落ち着いた朝を過ごしたい。

 

なのに何故こんなにも余裕がないのだろう。

何故2度寝が止められないのだろう。

何故毎朝汗だくにならないといけないのだろう。

どうして。

 

そんなことを考えているといつも

「なぜ俺は2度寝をしてしまうんだ」

という思考を巡らせてしまう。

何となく原因らしきものは見つかるが、結局2度寝はやめられない。

 

 

そう、原因探しなんてしても無駄なのだ。

原因のせいで行動できないという思考は、堂々巡りするだけだ。

原因はこれ、じゃぁそれの原因はそれで、さらにそれの原因は・・・・

きっと、こじ付けだけが増える。

 

俺が二度寝してしまうのは、睡眠不足だから?布団が気持ち良いから?習慣が体に染みついているから?本当は別に朝ギリギリでも良いと思っているから?昨日オナニーしたから?瞼が乾燥して目が開かないのを眠いと勘違いしているから?体のコントロールが効かなくなっているから?スヌーズ機能のせいで気が緩んでしまうから?・・・

 

実に不毛である。

 

こういう時は「嫌われる勇気」にも書いてあった、目的論を思いだす。

自分の行動に原因はなく、そこには目的しかない。

自分には二度寝をすることで達成できる目的があるのだと。

 

・・・

 

あれ、なんか目的論も怪しい。

二度寝をする目的なんて、普通思いつかないやん。

二度寝をする目的なんて分からない。

 

原因論でも、目的論でも、人間の行動の理由目的を論理立てて説明することは難しい。

原因論も目的論も、所詮は思考のフレームワークの一つでしかない。

 

これが正解だ!と思っても、それは納得感があるだけで、正解であるという客観的な指標はない。

いかに納得感のある結論を出せるか、が重要なのかもしれない。

 

ふと思ったのは、この手の

「2度寝がやめられない」

という悩みを解決するヒントは、再現性にあると思う。

もしかしたら、人々が二度寝をしてしまう可能性が最も高い環境、というものがあるのではないか。

 

心理学だって、何かしらの統計に基づいて人間の行動に再現性を見出したり、法則性を発見しているではないか。

多くの人はどういう条件下で二度寝をしてしまうのか、情報を収集すればよいのではないか?

 

・・・・

 

たかが2度寝を止めたいという悩みから、どうしてこうも思考を巡らせてしまうのか。

でも考えてみる価値はあると思う。

 

 

どうすれば二度寝できるかを考えてみる

どうすれば俺は2度寝ができるのか。

 

・目が覚めても、布団からでない。

スヌーズ機能で、2度寝しても大丈夫なように保険を掛ける

・一度目を開けても、再度目を閉じる

・寝れるギリギリの時間を把握する

・最悪遅刻しても大丈夫と考える

・2度寝しなかった時のメリットを無視する

・2度寝しなかった時のデメリットを考える

・2度寝した時のデメリットを無視する

・2度寝した時のメリットを考える

・欲望に忠実になる

二度寝は体に良いものだと思い込む

・睡眠時間を削る

・朝のタスクを前日の決めておかない

・早起きの目的を決めない

 

ぱっと思いつくものでもこんな感じ。

これの逆を実行すれば二度寝しなくなるんじゃないか?

 

・目が覚めたら布団から出る

・2度寝したらアウトな状況を作り出す(スヌーズは禁止)

・一度目を開けたら、瞬き以外で目を閉じない

・寝れるギリギリを忘れる

・遅刻したら大変だと考える

・2度寝しなかった時のメリットを考える

・2度寝しなかった時のデメリットを無視する

・2度寝した時のデメリットを考える

・2度寝した時のメリットを無視する

・欲望を抑える

二度寝は体に悪いものだと思いこむ

・睡眠時間を増やす

・朝のタスクを前日の夜に決める

・早起きの目的を決める

 

中々に良いアイデアではないだろうか。

恐らく全部実行できたら、まず二度寝はしないだろう。

当たり前だけど。

 

こんな程度でも、二度寝をしない方法について考えてみると結構思いつく。

 

結局、できる⇔できない

という認識は個人が勝手に作りだしているものだとも思う。

基本的に1度出来たことは、何度でもできるはずだからだ。

 

「眼を開けない!」

「布団から体を動かさない!!」

という、動かない選択もでき、

 

「眼の瞬きは任意のタイミングでできる!」

「布団から自由に出れる!」

という、動く選択もできる。

 

 行動できる⇔行動できない

の間に、隔てているものはなに一つない。

指を動かすのに何の苦労もしないのだ。

眼を開け続けることだって、体を起き上がらせることだって苦労しないだろう。

 

それでも隔たりを感じるなら、それは個人で作りだしているメンタルブロックだとか、障害だとか、理想だとか、プライドだとか、そんなものが影響しているように思う。

しらんけど。

 

それとも脳が指令を出すときは、同じシチュエーションにおいて、なるべく同じ指令を踏襲する特性でもあるのだろうか。うーむ。

 

二度寝をやめるのは余裕だけど、二度寝をやめることを継続するのが難しい。

 

とりあえず枕元に紙を置いて、寝起き後すぐの頭の中を紙に書きだしてみようと思う。

二度寝撲滅のヒントになるかもしれない。

 

因みに2度寝を防止したら、毎朝読書がしたい。