「何もしていない」時間は存在しない。時間配分改善のためにはどうするべきか。
何もしていない時間は存在しない。
当たり前かもしれないが、忘れてしまいがちな事実である。
よくこんなことを言って(考えて)しまっていないだろうか。
「あー今日何もしてないわ」
心当たりがある人は要注意である。
これを言って(考えて)しまうと、何度も「何もしていない一日」を繰り返すことになってしまう。
一日をブラックボックスにしてしまう。
何もしていないという言葉は使い勝手が良い。
一言で済んでしまうから。
「今日何した?」
という質問に
「今日は朝9:30に起きて歯を磨き9:40に部屋を掃除し10:00に朝ご飯を食べ10:30から1時間本を読み11:30から12:00はスマホゲームをやりそのあとお昼ご飯を食べてダラダラすごして16:00になりそこから21:00までゲームをやってた」
と、わざわざ事細かく答える人はまずいないだろう。
(でも本来一日をどう過ごしたかを聞くこと自体おかしい気もするし、なんとなくで聞かないで欲しい。)
大抵の人はその一日で最も時間を割いたことなどを挙げるが、
どれもこれも中途半端に時間を配分してしまった人は
「何もしていない」
と言ってしまいがちである。
(そういう人は自分一人で振り返った時も同様の考えに至りやすい)
しかしこれが実に良くない。
私はこの、一日を何もしなかった日と認識することをブラックボックス化すると表現している。
何故なら、本来細かく振り返れば明確な一日になるのに、それをせず「何もしなかった一日」という不明確な物に置き換えているからである。
ブラックボックス化する、ということは一日を振り返れない物にするということに他ならない。
1日を一枚の紙に例えてみると分かりやすい。
一日一日を大切に生きている人は、毎日の終わりに紙(1日)を1枚ファイリングして、保管しておくようなイメージがある。
逆に、毎日がブラックボックス化している人は、毎日の終わりに紙(1日)をくしゃくしゃに丸めてゴミ箱に投げ捨てているイメージがある。
STOP!!ブラックボックス作り!!時間配分を見直そう!!
ブラックボックスを作るという行為は一日を振り返れない物にすると話したが、何故振り返れないものにするのが良くないのか。
「今日何もしてない」
— なっす52 (@hDbCFyUstM7TsAs) 2017年10月2日
って言ってしまうと本当に何も残らない。今日スマホゲームした、って言った方がまだマシ。
何をしたのか把握できてないと、時間配分の改善が出来ない。何をしているか認識することが時間配分の改善への一歩。
以前呟いたが、何にどれくらいの時間を配分したのかを知ることでしか、時間の配分の改善はできない。
つまり、
一日の時間配分の振り返りが非常に大切なのである。
先ほども書いたように
「今日は朝9:30に起きて歯を磨き9:40に部屋を掃除し10:00に朝ご飯を食べ10:30から1時間本を読み11:30から12:00はスマホゲームをやりそのあとお昼ご飯を食べてダラダラすごして16:00になりそこから21:00までゲームをやってた」
とまでコミュニケーションで言う必要はないが、
自分で振り返るときはこれぐらい具体的に配分先を洗い出した方が良いだろう。
「ああ、今日はゲームに5時間も使ってしまったけど、無駄だなぁ...」
と認識することで初めて具体的な改善に意識が向く。
「今日は何もしなかったけど、明日こそは勉強するぞ」
なんて言っている内は絶対に勉強することはない。
「今日はゲームに5時間ぐらい使ったから、明日はその2時間を削って残りを勉強に回そう」
でようやくスタートライン。
何かをやるということは、今まで使っていた他の何かの時間を削るということである。
増やしたら削る。
削ったら増やす。
これが原則。
予定を立てるにしても、
空っぽの24時間にやるべきことを詰め込んで24時間にするという立て方では駄目で、
今までの自分は主にどういう時間配分をしていたのかを把握し、その配分を元に修正をしていくイメージでやった方がより効果がでるだろう。
今までやってもいなかったのに、いきなり欲張って5時間勉強する、と言っても恐らくやらずに終わる。
まずは1時間配分してみる。そして違う1時間を削る。
次に2時間。
ステップを踏んで確実に。
まとめ
・「何もしなかった」と認識すると一日が振り返れなくなる(ブラックボックス化)
・振り返らないと、時間配分の改善できない(振り返る際は何に何時間使ったのか細かく具体的に表す)
・ただやることをぶちこんで予定を立てるのではなく、自分の時間配分を元把握した上で修正していくイメージでやる
”何もしなかった日”を積み重ねて後悔しないように、毎日を振り返り、毎日何かをした日に変えていきましょう。
終わり